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個人的2022年ベストソングトップ10

個人的2022年ベストソングトップ10

毎年恒例?の1年間で新しく知った楽曲たちの振り返り回になります。

1年間通して今年はあまり曲を掘れなかったものの、豊作が多かったのでトップ10の選曲には非常に悩みました。

(番外編には11曲載せていて、トップ10の意味が薄まっている気はするが)

 

それではさっそく個人的2022年ベストソングランキングに入ります。

聴きやすい曲が多いので、気になった曲はそのままYouTubeの再生を押してもらえればと思います。

 

第1位

なきごと - 癖

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2022年で一番リピートして聴いた曲かもしれない。

歌詞の中で直接語りかける部分と、間接的に表現している奥ゆかしさのバランスがちょうどいい。

タバコ、空き缶、洗濯物など、生活感のある単語を上手く使いながら、2人の関係性を上手く表現している。

そこからさらに癖、匂いを通して、相手への気持ちや距離感、時系列を読み取ることができる。

具体的に表現している部分はありながらも、どこか端的に語っているような雰囲気もあり、良い意味でTwitterのポエムアカウントのツイートを効果的に継ぎはぎしているように感じられる。

聴き手に理解できるように表現はするけど、どこか自己完結的で、だからこそ自分の心情を強く訴えかけることができている。

実体験に基づいて作っている?ように感じられる楽曲には魂が込められている気がしていて、そういう思いが詰められた方が写実主義的で魅了される。

 

第2位

Conton Candy - 102号室

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キャッチーなメロディーの上に、大学生くらいの初々しい女心を乗せたConton Candyの定番曲。

ボーカルの声と楽曲の雰囲気が相乗効果を生み出している。

人生の中でこの経験を一度通ること人は多いのではないか。

相手への優先順位が高かったり、自己肯定感が低かったりしていて、自信を取り戻してほしいと応援したくなる。

特にこの曲に関しては自宅ではなくライブハウスで聴きたくて、上手く表現できないがその方が楽曲への没入感を得られる。

Eggsのランキングに常に上位入りしている期待のアーティスト。

11月の下北沢のライブも良かった。

切実にこの曲でPVを作ってほしい。

 

第3位

なきごと - メトロポリタン

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この曲も2022年では何回も繰り返し聴いてきた。

親しみやすくポップで典型的な邦楽ロック。

平行世界のような独特でふわふわした世界観が描かれている。

なきごともライブパフォーマンスが安定していて、今後も期待できるアーティストの1つ。

 

第4位

れん - 最低

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Z世代で現在19歳のシンガーソングライターれん。

イケメンで声が素敵で思わず濡れてしまう。

アレンジャーに恵まれていて、どの曲もクォリティーが高い。

将来が有望すぎて本当に楽しみ。

今は年齢相応の曲を書けていて、今後歳を重ねるごとに深みを表現できるかどうか。

超個人的な希望として、これからたくさん女遊びをしてもらって、その経験を楽曲に反映してほしい。

アーティストは女を悲しませることが芸の肥やしではないだろうか(極論)。

歌詞を読んで、このアーティストはどんな恋愛をしてきたのかを想像するのも音楽鑑賞の醍醐味。

 

第5位

wacci - 恋だろ

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邦楽ラブソングを作らせれば抜群の安定感のあるwacci。

YouTubeで公開半年で再生回数約1,400万回。

『別の人の彼女になったよ』に次ぐヒットソング。

聞いてるこっちが恥ずかしくなるくらいに真っすぐ気持ちを表現した一曲。

 

第6位

BAK - 愛sing

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新宿(と一部渋谷?)でのMVを背景に現代の金と愛と性を歌った曲。

MVを観るとすこし憂鬱な気分にさせられる。

新宿のあの空気感が嫌なほど伝わってきて、東口で待ち合わせをする人、路上で酔い潰れている人など、それぞれの人間模様が生々しく描かれている。

現在進行形でそういう類の活動をしている人の方がこの曲が伝えていることを深く理解できると思う。

 

第7位

あれくん - Date

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Dateという曲名は今現在のことを歌っていると予想するも、ふたを開けてみるとかなり未来志向で、将来に向けて一緒に歩んでいきたいという明確な意思表示を表現している。

こんな彼氏がいたら素敵だなと思いながら、人知れず何かを背負っているところも、等身大の責任感とか課題も併せ持っていて魅力的。

何度読み返しても歌詞が素敵すぎて、覚悟を決めて一途に歩もうとする姿勢とか生き方がやっぱりかっこいい。

それほど頑張ろうと思わせてくれる相手もきっと素敵な人なんだろうなと思う。

 

第8位

鎖那 - さよなら、テディベア

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とにかく可愛い。可愛いポップ。

声も可愛いしアレンジも可愛い。

意外とこんな路線で聴きやすい邦楽が見つからなかったりする。

同人音楽っぽいけど普通にJ-POP的な仕上がりになっている。

生活に疲れたとき、癒されたいときに聴きたい1曲。

あまり追えてなくて恐縮だけど、切実にライブやって欲しいしライブ行きたい。

 

第9位

秋山黄色 - Caffeine

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純粋にかっこいい。

声もいいしリフのフレーズも洒落てる。

なんだかよく分からないけど退廃的で病的な世界観。

中毒、依存に苦しんでいる様子が描かれている。

つい数日前に秋山黄色は逮捕されたばかりだけど、女を殴れるくらいでないとこんな曲は作れないと思う。

 

第10位

浜野はるき - 中洲ロンリーナイト

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福岡発の女性シンガーソングライターによるシティーポップ。

シンガーソングライターらしい声質を打ち込みベースのオケに乗せていて、『中洲ロンリーナイト』というタイトルに相応しい構成となっている。

報われない恋愛を東京ではなく中洲で歌ってるからこそ、より一層関係性や心情が色濃く反映されている。

この曲は夜の中洲で聴いてみたい。

曲の最後の捨て台詞のような歌詞が特に印象的で、伝えたいことを端的に総括している。

"本当の私を見てくれる人なんているのかな
別に一人だってI can live it
愛が何かなんてまだわからない
あぁ 別にいいけど"

 

番外編

Conton Candy - ロングスカートは靡いて

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Conton Candyの代表曲の1つ。

102号室と続いて、こちらも可愛らしい歌詞で報われない気持ちを歌っている。

ポップな疾走感に青春や若さが感じられ、一時的にタイムスリップすることができる。

 

Chilli Beans. - lemonade

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Chilli Beans.は音楽塾ヴォイス(最近の輩出例だとVaundyが有名)出身。

今年は大躍進した1年で、ロッキン(台風でイベント中止)、サマソニに出演。

Chilli Beans.を知ったきっかけはこのスタジオライブ動画。

生演奏を楽しんでいる様子やカッコよさが半端ない。

『lemonade』以外にも『See C Love』もいい感じ。

Chilli Beans. / DRIP TOKYO - YouTube

 

ロクデナシ -三時のキス

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愛のバランスが釣り合わなくて、愛をお返しできず後悔しているお話。

分かりにくい愛はその場では気付けず、後になってやっと理解できるも時すでに遅し。

愛の重さとバランスについて歌った40mPの楽曲。

 

あたらよ - また夏を追う

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今年は特に『また夏を追う』『知りたくなかった、失うのなら』の2曲が良かった。

あたらよはこの手の曲を作るのが上手で、社会人数年目くらいの人に特に刺さる世界観だと思う。

 

"それでも変われない君を取り残して
いつしか僕だけ変わっていたんだ"

 

"君から見た僕はずっと
遠くを歩いていたんだね"

 

"街中に溢れてる
君の影を見る度
また泣いてしまうんだ"

 

Limonium - 一番線下り

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電車と街と、隣で寝ていた君への思いを歌った一曲。

これくらいの距離感が楽しかったりするものの、その席を他の誰かに取られると終わってしまうし、なにか行動して失敗しても終わってしまう。

この淡い気持ちを穏やかなサウンドに乗せることである種の心地よさが生まれる。

『一番線下り』というタイトルも、どこかに出かけた後の帰りの電車内であることが分かり、疲れた君が肩で寝ている描写と結びつく。

この曲はまさに誰かとデートした後の下り電車で聴きたくなる。

 

ヤングスキニー - コインランドリー

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TikTokでバズってる『本当はね』ではなく『コインランドリー』の方を番外編に。

休日のゆったりとした昼間にピッタリの一曲。

 

果歩 - 光の街

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渋谷と新宿をバックに都会に染まったシティーガールのクズな気持ちを歌っている。

渋谷と新宿ではなく、いかにも高円寺とか下北沢らしいサウンドになっているのが逆に良い。

 

あれくん - ホワイトノイズ  feat. 有彩/あれくん

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寒い季節に聴きたくなる曲。

シンプルなアコギに男女2人の弾き語り。

 

yumeno. - グッドナイト

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邦楽バラードのお手本のような楽曲。

透明感があって繊細な声と曲調が非常に良く合っている。

活動を始めてそれほど年月は経ってないらしく、これから楽曲が増えていくのが楽しみなアーティスト。

どこかのタイミングで認知が広がってバズるのもそんなに遠くはない気がする。

 

音田雅則 - 噓つきの君が好き

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曲頭からキャッチーなメロディー。

言葉に責任を持てず嘘ばかりつく人を好きになってしまった心情を歌っている。

 

優里 - 夏音

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優里は歌が本当に上手。

出す曲どれも当てるヒットメイカー。