a

a

地下アイドル運営のドキュメンタリー記録 ―概要

はじめに

地下アイドル

地下アイドルとは、主にライブハウスで活動しているが、認知度の低いアイドル、またはアイドルグループを指す。

世間一般には、地下アイドルという存在は十分認知されているが、そのイメージはどこかアングラな雰囲気を持っているように感じられる。

地下アイドル業界では、たびたび事件が発生していることも事実で、ケースとしてはファンがアイドルにストーカーしてしまうことが多い。

また、地下のライブハウスでは、アイドルはコンセプトに合わせて歌とダンスを披露するが、中には独特で癖の強い世界観を持っていたり、過激なパフォーマンスをするグループも存在する。

 

地下アイドル運営

地下アイドルだけでは活動を進めることは難しく、いわゆる運営という存在が介在することが一般的だ。

縁があって、私は地下アイドルグループを2つ運営していた時期があった。

1グループ目は、4,5年前にサークルの後輩の女の子に誘われて運営を立ち上げ、さらにはプロデュースするアーティストをフジロックに出演させた経歴を持つ作曲家のX氏の協力を得ることが出来た。

初めての地下アイドル運営に悪戦苦闘しながらも、オーディション、レッスン、ライブハウス同行を経て、グループを少しずつ大きくすることに貢献し、地上波のテレビの番組にグループを取り上げてもらうこともあった。

しかし、運営活動に取り組んでいるうちに、メンバーの裏垢発覚、X氏のメンバーへの熱愛、X氏のグループ乗っ取りが起こり、アイドルグループを解散することとなった。

2グループ目は、去年に完全に個人で運営を立ち上げ、後に地下アイドル運営の経験を持つ個人事業主2名と、ダンスレッスンの先生を運営のメンバーに参画させた。

個人事業主のうちの1人が非常にプライドが高い人で、良い意味でグループ全体が良い方向にも悪い方向にも進んだ。

オーディションからデビューライブ後の2ヶ月の間は順調だったが、コロナの影響が残っていて、思うように売上が伸びない時期が続いた。

件の個人事業主と折り合いが悪くなり、さらにはメンバーからも卒業したいという申し出も重なり、2グループ目も解散する運びとなった。

(当初考えていた予算が4倍に膨らんでいて、これは結構な痛手だった。)

 

地下アイドル事業の実情

地下アイドル運営は着実に儲かる事業で、波はあるものの運営のプロではなくても継続して月十数万円から数十万円の売上をつくることができる。

経費の割合は多いが、1つのグループを大きくしながら複数のグループを並行展開することで、売上が2倍、3倍と大きく増えていく。

肌感覚としては、2グループを運営して2年目で年商1,000万円が見えてくる規模感だ。

その一方で、やりがい搾取が起こりやすく、お金だけが欲しいために女性の夢を悪質に利用する運営も存在する。

 

ドキュメンタリー記録の方針

基本方針として、2グループを運営していた時の様子をドキュメンタリーのような形で記録を残していこうと思う。

読者数も閲覧数も伸びないことが予想できるため、あまり曖昧にせずにストレートに表現することを心掛けていく。

モチベーションがある場合に限り、1グループ目、2グループ目の詳細を執筆していこうと考えている。

 

続き

endragon66.hatenablog.com