ATH-R70x
結構良いお値段がしたヘッドホンを買って半年くらい使用、せっかくなのでレビューをしておく
エージング前後で音の違いが分かるほど耳は良くないのでエージングについては割愛
購入した理由としては、ネットの口コミでモニターとリスニング両方の用途で使用できると書かれていたため
箇条書きでまとめるとこんな感じの特徴
- フラットだけどやや低音が出てる
- 重低音は30〜40Hzあたりから聴こえ始める
- 高音は少し分かりにくい
- 音像はナチュラルでモニターしてる感がある
- 楽曲の重量感がちょうど良い
- 耳の圧迫感がなく長時間のリスニングが可能
- 音鳴りが良くて永遠に聴いていられる
- 口コミ通り、モニターとリスニング両方使える
- 特にライブ音源を聴いた時の多幸感が素晴らしい
上記の特徴の中でも、特にライブ音源を聴いた時の臨場感、空気感に驚いたため、こちらを解説をしていきたい
ライブ音源の臨場感
これまでのリスニング環境では、ライブ音源を聴いてもこれといって感動することはなく、ライブ音源をマイクで録音した少し物足りない音楽という印象でしかなかった
むしろCD用にミックス、マスタリングされた音源の方が普通に楽しめる側の立場にいた
そうであったものの、ライブ音源をATH-R70xで聴いてみたところ、生演奏の臨場感、空気感が伝わってきてこれは本当に驚いた
ボーカルの声は、まるでその場の会場で聴いているかのようだった
楽器隊も同様に、一発採りのようなその生演奏感が音楽を楽しむための1つの要素であることを再確認させられた
CD音源を作る際のミックス、マスタリングの作業の中で失われる、または生み出される音が無い分、生演奏の感覚は強調されていて、より音の世界に没入することができる
正直なところ、CD用にミックスマスタリングされた音源よりもライブ音源の方に傾倒してしまうかもしれない
この新しい発見をもたらしてくらたのが『ATH-R70x』だった
つまり、さらなるオーディオ沼の入り口に強制的に立たされたのだ
オーディオ好きな人は何となく生演奏が好きだったり、ジャズ好きが多いイメージだったが、その理由が今なら分かる気がした
この多幸感という依存性はまさに沼の入り口であり、ある種のドラッグなのかもしれない